【最新版】Fintokei(フィントケイ)で法人口座の開設は可能?担当者に聞いてみた!
今回はフィントケイの法人口座開設について解説していくのだ
法人でFXやプロップトレードをするメリットも合わせて紹介していくから、これを機にマイクロ法人設立も考えてみるのだ!
FXで法人化ってかっこいいね!
フィントケイで法人口座は開設できない
結論から言うと、現在フィントケイで法人口座は開設することはできません。
担当者に聞いたところ、残念ながら当面の間は法人アカウントの受付目処もないようです。
ただし、代表者などの個人名義でフィントケイのアカウントを開設をして、法人の売上にすることは可能です。
そのため、法人でトレードをしたい場合は、法人計上専用の個人の銀行口座を用意して、個人の収入や支出などとごちゃごちゃにならないように別で管理しましょう。
民法や会社法で決まってないし、正当な理由があれば個人口座に入金されたお金を法人の売上計上するのは可能なのだ
事業にもよるけど、個人事業と二刀流もいいと思うしね
まずは、税理士に相談だ!
年の途中で法人成りした場合
これまで個人としてフィントケイでトレードをしていて、ここから先は法人としてトレードをしたい場合は注意点があります。
フィントケイではアカウントを複数作成することができません。そのため、フィントケイの既存ユーザーで法人成りをした場合は、しっかりと法人としての取引開始日を明確に分ける必要があります。
これまで使用していた支払い用のクレジットカードや出金用の銀行口座とは別のものを使用したり、月次決算を行ったり、フィントケイや税理士とのメールのやり取りを残して、いざというときのために記録をしっかりと残しておきましょう。
年の途中で法人成りした場合は、それまでのフィントケイの利益は個人の確定申告で報告する必要があるのだ
法人でFXをするメリット
税金、経費面で有利
個人のフィントケイでのトレード収益は、一般的に「技術提供における報酬」として雑所得に該当します。
雑所得は総合課税であるため、サラリーマンは他の所得(給与所得など)と合算されて課税されます。そのため、すでに給与所得で課税されている部分があると、雑所得の税率も高くなりやすいです。
課税される所得金額 (課税所得) | 所得税率(%) | 控除額(円) | 所得税計算式(所得税額) |
---|---|---|---|
1,000円〜195万円 | 5% | 0円 | 課税所得×5% |
195万円〜330万円 | 10% | 97,500円 | 課税所得×10%-97,500円 |
330万円〜695万円 | 20% | 427,500円 | 課税所得×20%-427,500円 |
695万円〜900万円 | 23% | 636,000円 | 課税所得×23%-636,000円 |
900万円〜1,800万円 | 33% | 1,536,000円 | 課税所得×33%-1,536,000円 |
1,800万円〜4,000万円 | 40% | 2,796,000円 | 課税所得×40%-2,796,000円 |
4,000万円〜 | 45% | 4,796,000円 | 課税所得×45%-4,796,000円 |
事業性が認められれば事業所得として申告することも可能ですが、基本的に大半の方は雑所得として申告されるかと思います。
一方、法人の場合は個人のように事業所得、雑所得などの税率区分がありません。法人のすべての所得は「法人所得」として一括して扱われ、法人税が課されます。
法人税の実効税率 | 税率 |
---|---|
0円〜400万円 | 約20% |
400万円〜800万円 | 約25% |
800万円〜 | 約34% |
個人の所得税最大税率と比べたら、法人税の税率は低い上に、事務所(自宅)家賃や水道光熱費などを家事按分して経費計上できます。(=経費の幅が広がる)
また、法人は10年間の損失繰越と他事業との損益通算も可能なため、年間収支が安定しづらいトレード事業において将来的にかなり有利になるはずです。
海外FXとプロップファームは雑所得だから、特にサラリーマンとかで年収ある程度あったら税率最初から高いしね..
副業禁止の会社に勤めている場合は役員報酬0にすれば会社にバレることはないのだ
社会的信用が上がる
特に専業トレーダーの方は、社会的信用が低く、家を借りるのにもローンを組むのにもお金を借りるのにもかなり苦労します。
いくらFX事業しかしていない1人会社であっても、株式会社であれば代表取締役という肩書きが手に入りますので、社会的信用は若干上がります。
これを機に何か別の新規事業を始めるのも良いと思います。
トレーダーは無職として見られているしね..
法人でFXをするデメリット
手間とお金がかかる
まず、会社を設立するに株式会社なら約20万円、合同会社でも約10万円ほどかかります。
法人の場合はその他に役員報酬を取る場合は社会保険料の負担や、決算のための税理士費用や会計ソフト費用、年間赤字でも最低7万円の法人住民税がかかったりなどします。
また、法人の場合はさまざまな法務・税務手続きや届出が必要になります。
具体的には、事前確定届出給与に関する届出や給与支払報告書の提出、法人税/法人事業税/法人住民税の確定申告、課税事業者の場合は消費税の確定申告など色々あります。
役員報酬や役員賞与は、事前に届出を出した日付から1日でもずれて支給すると、原則として損金不算入(経費として認められない)とかあるし、基本的に法人はいつか税務調査も入るし色々大変なことは多いと思うのだ
個人ほど自由にお金を動かせない
マイクロ法人であっても、法人化をすると個人と比べてお金の自由度が若干低くなります。
トレード資金をすべて資本金として法人に投入するのではなく、役員貸付金として自分の資金を会社に貸し付ける方法も検討してみてください。※役員貸付金を設定する場合は、利率や返済条件が一般的な条件であることが必要です。税務署から指摘されるリスクがあります。
一方で、マイクロ法人の場合他に株主がいないため、基本的には役員借入金として法人の資金を個人がある程度自由に借りることも可能です。ただし、一般的な金利よりも低い利率で借り入れた場合、「みなし給与」として追加課税される可能性や、個人資産の法人化による節税対策とみなされて追徴課税が発生するリスクもあります。
特に個人と法人両方でFXトレードしてる場合は、ちゃんと税理士と相談するのだ!
修正申告対象になる可能性は0ではない
前提として、個人と法人の両方でFXトレードやプロップトレード事業を行うことは可能です。
ただし、個人でしか開設できないフィントケイのようなサービスを利用している場合、収益や経費を個人と法人の都合の良い方に振り分けていると判断されるリスクがあります。その結果、法人の売上ではなく個人の売上として修正申告を求められる可能性があります。
すべての収益や経費を法人として適切に計上していれば問題はありませんが、個人と法人の都合の良い方に振り分けるような処理をしている場合、税務上の問題が生じる可能性があるため、管理をしっかり分けるなど注意してください。
これでイメージや印象が悪くなって他のところでも突っ込まれたりするかもだから注意!
年間利益いくらから法人を検討するべき?
一般的に、法人化や法人成りの目安として、年間利益が500万円、800万円、1,000万円を超えることが1つの基準とされています。
ただし、個人的な意見として、海外FXやプロップファームなどを利用したFXトレード事業の場合、毎年の利益や損失を予測したり安定させたりするのが難しいため、単純に利益額だけで法人化を判断することは難しいと思います。
特に、会社員で最初から高い税率が適用されている場合や、現在手元のキャッシュが十分にあり、年間で数百万円から数千万円の損失が出る可能性がある場合は、個人では損失の繰越ができないため、法人でトレードを行った方が長期的にみて有利になることが多いと思います。
基本的に僕は海外FXやプロップファームで何百万円単位の種銭でトレードしてる人は、勝っても負けても法人でやる方が良いとは思うのだ
個人で一度年間1,000万円とか負けちゃったら、翌年は1,000万円+税金稼いでようやくトントンだからね..
ただ、同じ雑所得区分の他の事業と損益通算したい場合や金額がそこまで大きくない場合、法人化なんて面倒くさいって人は個人で良いと思うのだ
役員報酬はいくらに設定するべき?
FXトレード、プロップトレードのみ法人の事業として行う場合は、役員報酬を若干低めに設定し、利益が大きく出た年は役員賞与で受け取る、利益が出ないどころかマイナス収支の時は役員賞与の届出を取り下げて非支給にするなどの対策が個人的には良いと思います。※利益調整のために賞与を取り下げたと疑われ、税務調査が入る可能性もありますので、税理士と相談して慎重に決めてください。
経営者、税理士によって、役員報酬と役員賞与に対する考え方は様々です。例えば、法人と個人の合計の手取り額を重視して、社会保険料や法人税を引いた後のキャッシュフローを最大化する方針を取る場合もあれば、社会保険料や個人の所得税が増えるのは割り切って、その分積み立てnisaなどの個人での資産運用に回し、最終的なリターンを増やすことを目指す方針を取ることもあります。
どの方法が最適かは、会社の利益状況や経営者の将来の資産形成の方針、税負担のバランスをどのように考えるかによって異なるため、税理士と相談しながら自分で決定することが重要です。
結構マイクロ法人の社長は役員報酬月10万、15万円円とかにしてる人も多いけど、その分法人税の負担が増えたり、将来の年金が減る可能性もあるから難しいのだ!
終わりに
以上で、フィントケイの法人口座に関する解説は終わりです。
既にフィントケイで数百、数千万円稼いでいるトレーダーも最近は増えてきました。
今後も本気でフィントケイや海外FXでトレードをしていきたい方は、これを機に法人化を検討してみてはいかがでしょうか。
法人化検討するくらいFXで本気というか利益出てるなら仲良くしてくれなのだ..
今はfreeeとかで会社設立も簡単にできるから、興味ある人は覚悟を決めて法人化するのだ。
あと商工会議所が開催する創業セミナーに参加しておくと、会社設立時の登録免許税が半額になるのだ(株式会社の場合7.5万円、合同会社の場合3万円の節約に)
FX事業だけだと日本政策金融公庫や銀行から融資を受けるのは基本的に難しいと思うけど、他に事業を追加すれば市の補助金で30万円〜50万円とかの補助金はもらえる可能性あるのだ
金額などの内容は市によって異なるけど、基本的に会社設立費用や備品購入費、広告宣伝費なんかが対象なのだ!