Fintokei(フィントケイ)は金融庁の登録が必要?無登録で違法か弁護士に聞いてみた!
今回はFintokeiの金融庁ライセンス問題について解説していくのだ!
結論から言うとフィントケイのサービスは金商法に違反しないと整理することも可能だけど、当然ながら最終判断は金融庁!
僕もこの記事を書くにあたって金融専門の大手弁護士事務所にエメラルドプラン×3つ以上の費用を払って色々聞いてきたり、法的意見書作成してもらったから最後まで読むのだ…!
Fintokeiは金融庁への登録は不要?
現状、Fintokeiは日本の金融庁の登録を受けていません。
その理由として、フィントケイはそもそも金融サービス(投資助言や投資運用業)を提供しておらず、サービスとして提供しているのはあくまで取引の教育と評価だからです。
顧客(トレーダー/投資家)の資金を直接運用していることもなければ、提供している口座は全てデモ口座(ヴァーチャル口座)で、実際の取引に繋がる預託金を集めているわけではありません。また、Fintokeiは投資に関する助言も一切行っていません。
従って金商法の規制対象外で、金融庁への登録は不要というのがフィントケイ側の見解です。
Fintokeiは、取引の教育や評価を提供している会社であり、お客様から実際の取引に繋がる預託金を集めることは一切なく、金融サービスを提供することはありません。またお客様へ提供するすべての取引口座は、仮想のデモ環境です。プランを購入することで、学習ツールや取引口座へアクセスが可能となります。 またFintokeiはブローカーではないため、お客様からの預託金を受け付けていません。ウェブサイト上のすべての情報は、金融市場での取引に関連する教育を目的としています。ウェブサイトに掲載されている意見、ニュース、調査、分析、価格、その他の情報は、一般的な市場解説として提供しているものであり、投資のアドバイスを行うものではありません。またFintokeiは、投資における勧誘、業務提携、投資機会の提供、その他投資商品の取引に関する推奨を行いません。
屁理屈とかじゃなくて、フィントケイはしっかり法律に触れないようにサービスを提供しているのだ
日本の弁護士に作成してもらった法的意見書も持っているみたいだしね!
フィントケイの金商法の整理は下の利用規約の18条に書いてあるのだ
Fintokeiと金融商品取引法
第一種金融商品取引業
金商法は、業として店頭デリバティブ取引(FX、CFD、先物取引など)を行う行為を金融商品取引業として規制しています。
Fintokeiは全ての口座をデモ口座で提供しており、現実数値を参照しているものの実際には異なる場合もあることから、金融指標(金商法第2条第25項)に該当しないと整理することも可能です。
Fintokeiデモ口座はライブ取引口座ではなく、流動性プロバイダーからの実際の市場相場および執行条件を利用した完全シミュレーション口座です。仮想またはシミュレートされたパフォーマンスの結果には一定の限界があります。実際のパフォーマンス記録とは異なり、シミュレーション結果は実際の取引を表すものではありません。また、取引が実際に執行されていないため、流動性の欠如など特定の市場要因の影響がある場合、その影響を過少または過大に補正している可能性があります。デモ取引プログラムは、一般的に、後知恵で設計されるという事実にも左右されます。いかなる口座も、示されたものと同様の利益または損失を達成すること、または達成する可能性があることを表明するものではありません。
Fintokei
SuperFundedとかみたいにプロトレーダー口座でもリアル口座を提供してたら確実にアウトだけどね..
第二種金融商品取引業
金商法は、集団投資スキーム持分の募集又は私募を行う行為を金融商品取引業として規制しています。
Fintokeiはプラン購入時にトレーダーから支払いを受けています。
まずこの支払いの金銭やり取りが「単なるサービスに対する支払い」か「出資又は拠出」どちらかに該当するのか判断するのは金融庁です。
そもそもトレードの評価や教育コンテンツなど特定のサービスに対する支払いであるとされれば、集団投資スキーム持分に該当しないため、金融庁のライセンスがなくとも問題ありません。
仮にプラン購入が出資と見なされた場合であっても、金融庁のパブリックコメントで以下のように公表されていることから、集団投資スキーム持分に該当しないとの整理することも可能です。
出資者全員がそれぞれの個性・能力を活かしつつ共通の目的に向かって主体的に事業に参画する場合には、当該出資者について「投資者」保護の必要は低いと考えられることから、このような出資者の権利については、有価証券とみなされるいわゆる「集団投資スキーム持分」の定義から除外することとしています(金商法第2条第2項第5号イ)
金融庁:パブリックコメント
金商法はマジで長いし何書いてあるかよく分からないのだ
まぁ正直金融庁の法務担当者がどう判断/整理するか次第だからこういうグレーゾーン系は議論しても意味ないけどね..
あと金商法以外だと、景品表示法、賭博罪・賭博場開場等図利罪なんかも整理しないといけないんだけどこれらは問題なさそうなのだ
現状金融庁から無登録の警告を受けていない
フィントケイのサービス提供から1年以上経過していますが、現状金融庁から無登録で金融商品取引業を行う者としてFintokeiは警告/掲載されていません。
こちらの名簿に掲載されていない場合であっても無登録営業に該当する行為を行っている業者はありますが、Fintokeiよりも後発の海外FX業者Doo Primeなどは警告を受けています。
実際に金融庁に問い合わせをしたところ、個別のスキームについての回答はしていないとのことで、詳しくは弁護士に確認するように案内されます。
不安な人は国内FX使えばいいと思うのだ!
そもそも登録不要な金融サービスもある
前提としてフィントケイは金融サービスを提供していませんが、そもそも金融サービスを提供していたとしても日本の金融庁への登録が不要なケースもあります。
金融サービスだから必ずしも金融庁の登録が必要ってことはないのだ
投資助言に関する業務を行う場合
上の画像は、投資助言に関する業務を行う場合の金融庁への登録の要否が解説されたフローチャートです。
そもそもFintokeiは投資助言は行っていませんが、投資助言を行っていたとしても登録不要なケースは一部あります。
Xには大量に有償で投資助言している人いるけどね..
株式投資と違って、FXの場合は無料ならいくらでも投資助言はしていいんだけど、有料の場合は金融庁の登録なしじゃ違法なのだ!
投資運用に関する業務を行う場合
上の画像は、投資運用に関する業務を行う場合の金融庁への登録の要否が解説されたフローチャートです。
Fintokeiはそもそも提供している口座は全てデモ口座で顧客資産の運用を行っていませんが、投資運用に関する業務を行う場合であっても金融庁への登録が不要なケースもあります。
これらは金融庁の「金融商品取引業に関する主要な事業スキームと登録の要否・種別」で詳しく解説されていますので合わせてご覧ください。※Fintokeiはファンドではありません
Fintokeiが顧客の購入費用をどのように管理しているのかがかなり重要だけど、これはフィントケイ運営側にしか分からないから…
国税庁の登録国外事業者として登録済み
Fintokeiは日本の国税庁の「登録国外事業者名簿」に登録があります。
フィントケイの日本国内の売り上げは日本で課税されています。共同創設者のDavid氏も「日本で税金を納めている」とインタビュー記事で話しています。
国税庁への登録と金融庁への登録は別問題ですが、少なからず海外FX業者などが国外事業者名簿に登録することなどはまず出来ませんので、フィントケイの会社/事業としての信用性はある程度担保されています。
フィントケイで大量にプラン購入して負けちゃったとしても、税金で国に貢献できてると考えれば..
海外FXや日本の登録国外事業者名簿に登録のないプロップファームは完全に海外に垂れ流しだから、フィントケイはしっかりちゃんとやってるのだ!
逆に登録してなかったらすぐ日本市場から撤退とか利益取り消しとかのリスクはかなり大きくなると僕は思うのだ
フィントケイトレーダーは適法
プロップファームとトレーダーの関係は投資運用業務ではなく、「運用パフォーマンスに応じて報酬を得るトレーディング契約」です。
仮に運用する口座がリアル口座であっても、資金の所有権と契約形態が明確なため、個人(ユーザー)の金融庁への登録は不要です。
Fintokeiはデモ口座での提供をしているなど従来のプロップファームとは若干形態が異なりますが、トレーダーがフィントケイで有料プランを購入しトレードして報酬を得ていても罪に問われたり、制裁を受けることはありません。
FXは賭博罪にも該当しないしね
Fintokeiの場合は年間で勝った時に税金をちゃんと支払ってたら捕まることはないのだ!
フィントケイは安全な会社か
2025年現在、フィントケイでの出金拒否の報告は1件もありません。
これまでの最高出金額は一撃2,500万円ですが、その80%に該当する2,000万円もの大金の出金申請であっても、通常通り数日で着金しており、現状出金面での心配はありません。
FX業者とは違い、フィントケイはプラン買い切り式ですので、仮にフィントケイが資金の持ち逃げや倒産したとしてもリスクは非常に限定的です。
もしフィントケイがサービスの提供を停止したら、クレジットカードやデビットカードならチャージバック(返金)も申請できるしね
仮想通貨入金はチャージバック出来ないから、プロップファーム利用するときは万が一の時に備えてクレジットカード支払いがいいとは思うのだ!
普通の海外FXだと大体銀行振り込みでその時には組み戻しもできないし、フィントケイの仕組み自体ユーザー側からしたら結構安心だとは思うのだ
終わりに
以上で、Fintokeiの金融庁/法律問題についての解説は終わりです。
最終的な判断は金融庁ですが、少なからず現状フィントケイは日本の国税庁へ事業として登録があり、これまでのサービス/出金実績などから信用性はあります。
また、チャレンジプランでは合格時お祝い金としてプラン購入費が全額返金されますので、合格さえしていれば万が一の時も被害に遭うことはありません。
FINTO10KEI
まぁぶっちゃけフィントケイが顧客からの支払い資金をどのように運用しているかとかが重要なんだけど、僕ら第三者は分からないからなんとも言えないのだ!
これから詐欺プロップファームが出てきて色々事件が起こるのはプロップファーム業界が規制対象になりそうで勘弁して欲しいけど..
日本人ならFintokei一択なんだけど、フィントケイ以外のプロップファームの利用をするときは厳しいルールや出金拒否、利益取り消しとか結構あるから注意してくれなのだ!